fc2ブログ

水草 ・ ビオトープ ・ ビーシュリンプ

| 水草ブログ  +++ into the Aqua +++  |
エキノドルスsp. スカベル ( Echinodorus sp. scaber)
2009-04-17 Fri 21:23
今回紹介するのは、エキノドルス sp. スカベルです。

スカベルという名で入荷した事のあるエキノドルスは過去に数種あったようですが、
現在流通しているのは、今回紹介するものだけなのではないでしょうか?

アクアライフ(1994年6月号)で紹介されたスカベルも当時購入しましたが、
以前は水上栽培で楽しもうなどという意識はありませんでしたし、
水中栽培に失敗して消失。。
非常に葉が厚く、当時のエキノとしては移植な感じだったのを覚えています。
※当時の紹介では、東南アジアファームの改良品種では?・・との事でした。



さて、今回のスカベル
これも東南アジアファーム物の様です。

水上栽培にて育てており、水中葉は確認していません。


葉は丸く、葉身が20cm程度で、やや耳が出ます。
屋外での栽培では葉柄が長くなり、草丈70~80cmにはなっていました。
栽培スペースをとってやれば、もっとデカくなりそうですが。


屋外で育てた葉は、ゴワゴワしてて非常に魅力的ですね。
↓この葉で葉身20cm強です。

エキノドルスsp. スカベル Echinodorus sp. scaber




こちらは、屋内水上栽培時の画像

エキノドルスsp. スカベル Echinodorus sp. scaber




昨年(2008年)は屋外にて管理していましたが、冬に室内へ取り込みました。
夏はアブラムシにやられ・・・
多忙過ぎて取り込むのが遅れたため、冬一歩手前で取り込みましたが、かなり縮小してしまいました。



その後、室内では矮小化した葉を展開し、生育が良くない。
根茎から子株を出しましたが、すぐにダメになる。

・・・とまぁ、状況を認識していながらも、多忙で放置。。



で! 今日、ようやく手を付けました(笑)


子株が見えますね。新芽もちらほらありました。
でも元株の成長点がダメ。

エキノドルスsp. スカベル Echinodorus sp. scaber 植え替え




鉢から取り出すのも一苦労。。。
こんなに根が回っているとは。。。( ^_^;

エキノドルスsp. スカベル Echinodorus sp. scaber 植え替え





根を全部切り洗ってすっきり。
結構立派な根茎ですね。

エキノドルスsp. スカベル Echinodorus sp. scaber 根茎




さて、暖かくなってきましたから、屋外栽培の準備でもしましょうか。



他のスカベルも育ててみたいのですが・・・持ってる方いらっしゃったら、是非お知らせ下さい。



ちなみに今回紹介するスカベルはチャームさんで売っているものと同じだと思います。


↓ブログランキング ポチっっとよろしく!
にほんブログ村 観賞魚ブログ 水草へ




スポンサーサイト



別窓 | 水草図鑑 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
斑入りドリマリアの花
2008-05-11 Sun 09:28
またちょっと間があいちゃいましたが。。。w
以前紹介した斑入りドリマリアが水上葉&花で再登場です。


トリミングで余った斑入りドリマリアを外に出してみました。
・・・っていうか、トリミングをサボったら水上葉になった斑入りドリマリアがあったので。。(笑)


草体のほとんどが水上葉になっていたので、すんなりと外気に馴染んでくれました。
外へ出して4~5日しか経っていませんが、やはりお日様の力はすごい!
・・・って事でしょうか、早速花を咲かせました。
もしかしたら、水槽で水上葉になっていた時点で花芽を付けていたのかもしれませんね。

まずは水上葉から

斑入りドリマリア 花


水槽での水上葉はもっと色が薄く、いかにも「斑入り」ってカンジでしたが、
太陽光を浴びて葉色も濃く肉厚になりました。


続いて、花

斑入りドリマリア 花


花の形はホトケノザやタツナミソウに似てる感じで可愛いですね。


横からのショット

斑入りドリマリア 花


ラッパ型?w


「この水草はどんな花を咲かせるだろう??」・・・と思いながら
水上葉を楽しむのもいいですね♪


↓ブログランキング ポチっっとよろしく!
にほんブログ村 観賞魚ブログ 水草へ


<ウォーターライン>
別窓 | 水草図鑑 | コメント:7 | トラックバック:0 | top↑
ポタモゲトン オクタンドルス
2008-04-26 Sat 17:43
今回紹介するのは、僕の好きなポタモゲトン属(Potamogeton属)の水草、
ポタモゲトン オクタンドルス(Potamogeton octandrus)です。

ポタモゲトン オクタンドルス


細長くなびいてるのがオクタンドルスです。
ポタモゲトンらしい透明感ある葉で、同属の中でも特に細い葉ですね。
この水草は結構レイアウトに使えるんですよね。


以前も載せましたが、僕はネイチャーレイアウトに使いました。

ネイチャー風レイアウト


後景に植えてあるのがそうです。
僕のレイアウトは後景に向かってとても傾斜をつけてソイルを盛るので
水面までの高さが低く、オクタンドルスが横に流れるようにしか成長できずに
あまりいい状態ではありませんでした。
後景に使うのであれば、土はあまり盛らない方がいいでしょう。
あるいは、こまめにトリミングするか。


ランナー(?)によって良く増えます。
僕は5本買っただけですからね(笑)

ポタモゲトン オクタンドルス



放っておくと草丈70cmくらいまで育ち、
水面に達してしばらくすると可愛い浮葉を展開し、花を付けます。
画像は葉の色が飛んじゃってますが・・・・w

ポタモゲトン オクタンドルス 浮葉


オープンアクアリウムや、水鉢で浮葉を楽しむのもいいかもしれませんね。


さて、
レイアウトに使ったオクタンドルス、ご覧のように茂りすぎました。
それが原因なのかどうかはわかりませんが茎に殖芽を付けるようになります。
※殖芽なのかどうか不明ですが、便宜上そう呼ぶ事にします。
↓画像の右下に写っているもの

ポタモゲトン オクタンドルス 殖芽


この殖芽は、一見頂芽のようですが、固くゴワゴワしており、穂の様な感じ。
茎から簡単に遊離し、時には(トリミングの際などに)水景にばらまく事になります。
ゴワゴワ、トゲトゲしているので、他の水草に絡み、なかなか回収できません(笑)

また、遊離してからもすぐに芽を出さないので、邪魔者のように感じてしまいますが・・・
しかし、放っておくと水景のいろんなところで芽吹き、自然な趣を与えてくれるので
僕は気に入っています。
※大量にばらまいて閉まったので殖芽はある程度回収しましたが、
  回収しきれないものが芽吹きました。


↓殖芽から芽吹いたもの(遊離してから数週間以上経過)
 ※わかりにくいですが、グロッソスティグマとブリクサの間のやつです。

ポタモゲトン オクタンドルス



この殖芽による芽吹きをまたなくても、普通に茎を切断して植えれば根付いてくれます。
綺麗・簡単・よく増える・・・と三拍子揃った水草ですが、
成長が早いため、トリミングに手を焼く方もいるかもしれません。




先程も言いましたが、僕は5本買っただけですから(笑)




↓ブログランキング ポチっっとよろしく!
にほんブログ村 観賞魚ブログ 水草へ


<ウォーターライン>
別窓 | 水草図鑑 | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
斑入りドリマリア  Lindernia parviflora  “Variegated”
2008-04-08 Tue 22:41
今日は久しぶり(?)に有茎種を


斑入りドリマリア  Lindernia parviflora “Variegated”

斑入りドリマリア


1cm程度の丸い葉を対生する可愛い水草です。
斑が入る事でさらに可愛さを増しているように思いますねw
女性に人気ありそうです。

栽培に難しいところはなく、簡単な方でしょう。
好環境でも節が間延びせず可愛さを維持しますw

ソイルで育てると根が少ないように思いますが、
大磯と比べたわけではないので、何とも言えません。
元々根張りが少ないんでしょうか?


古くから水草をやってる方には懐かしい種ですが、
最近はあまり見ないのが残念です。
ドリマリア属と思ってましたが、吉野 敏さんの「世界の水草 728種図鑑」によると
Lindernia属なんですね。知りませんでした(^_^;


↓ブログランキング ポチっっとよろしく!
にほんブログ村 観賞魚ブログ 水草へ


<ウォーターライン>
別窓 | 水草図鑑 | コメント:6 | トラックバック:0 | top↑
Ech. オシリス あれこれ
2008-04-01 Tue 01:12
アクアリスト、水草を栽培してる人なら「この水草には思い入れがある!」
・・・という種があるのではないでしょうか?

僕にとってその水草はEch.オシリス (Echinodorus osiris)です。
今から10年ちょっと前、本格的に水草を始めた時に何気なく買った水草「メロンソード」です。

古くから知られる種で葉脈がメロンの皮に似ているから「メロンソード」の名が付いたそうですが(笑)
命名当初はエキノドルスの種類も少なかったですが、
今では「メロンの皮」みたいな葉脈を見せる種は沢山ありますねww

僕が当時入手したのはいわゆる東南アジアのファームもの。安価でした。
しかし、CO2の添加と強光という環境では驚くほど美しくなり、
珍しく高価な種に美を感じてしまう、にわかアクアリスト魂を恥じたものです。
安価な水草もちゃんと育てれば美しくなる。
今も肝に銘じている僕の栽培スタイルを気づかせてくれた水草ですね。


さて、前置きが長くなりました。
現在、「オシリス」の名が付くエキノを2株育てています。

一つは昨年入手した、「Ech,sp オシリスタイプ ブロード」
ワイルドホレマニーに混じって入荷したそうです。
オシリスの名が付いていますが、あくまでもタイプ。似ているだけw

購入当時は草丈が20cm程度でしたが、現在葉長25cm、葉柄25cm程度に育ちました。
水中で育てている株では一番大きいですね。

購入当初から新葉は赤みが差していましたが、
ここへ来てとても赤みの強い葉を出すようになりました。

Ech.sp オシリスタイプ


どこまで大きくなるか不安もありますが、やはり大きくすれば美しさが増しますね。
往年の傑作エキノ改良種を思い起こさせます。
増えたらダッチ水槽をしている方に送り付けましょうか(笑)


さて、もう一種は先日入手した「ワイルドオシリス」です。

Ech. ワイルドオシリス

まだお手頃サイズで今後の成長が楽しみ。
水槽に馴染んだらどんな新葉を展開してくれるでしょうか。
こいつもデカくなりますね!



↓ブログランキング ポチっっとよろしく!
にほんブログ村 観賞魚ブログ 水草へ


<ウォーターライン>
別窓 | 水草図鑑 | コメント:6 | トラックバック:0 | top↑
| 水草ブログ  +++ into the Aqua +++  | NEXT